2012年1月11日
娘が言っていた「できないことがたまっていく」
この記事を投稿したのは、
e34r
爪を切ることができるようになった娘がお風呂上りに、足の爪を切りながらこんなことをつぶやいていました。
「あ~できないことがたまっていくわ~」
???
できないことって、たまっていくものなの??
やらなくちゃいけないことがたまっていく感覚はありますが、できないことがたまっていくという感覚はなくて、私はこう言いました。
「できないことって、減っていくだけなんじゃないの??」
すると娘は「そうなの?」と、ハテナ顔に。
私の感覚が、よくわからなかったのか娘はまた違う話題に。
「でも、しっぱいとかいやだなー。おかーさんは、しっぱいしたら、おこる?」
というので、
「失敗した時、怒ったっけ??」
と質問を質問でかえしてみたら、「おこらないよね。」と言っていました。
怒ったかもしれないけど、おこってなかったのかな・・・。
先日、トースターでパンを焼いてみた娘。
熱で溶ける素材のお皿にパンをのせたまま焼いてみたら、皿が溶けてしまい、やばい!と思ったらしく、皿が溶けたことを私に秘密にしていたのですが、私はゴミ箱に捨ててあった溶けた皿に気づいて「こっ・・・これ・・・何があったん?!手とかやけどしてないん?!?!ちょ!何が?!」と、動揺したら、娘が説明してくれました。
「これはさー!よくあるんだけど、溶けたすぐのトロトロしたやつに触ると、やけどするから気をつけないといけないんだよー!」
という話をして、その時は終わりました。
後日お風呂でまたその溶けた皿の話題になったので、
「あれは、よくやりがちなことなんだよ。おかーちゃんのばーちゃんは60歳になってもついうっかり溶かしたことがあるので、わりとみんな気をつけないといけないんだよ~。溶けるのはしょうがないんだけど、溶けたやつがめっちゃ熱いので気をつけないといけないの!時間がたつとプラバンみたいにかたまってかたくなるんだよ。」
などというと、「そーなんやー。大人でもしっぱいするんだねえ」と、笑っていました。
「失敗してる人なんてそこらへんにいっぱいいるよ。よく観察してみたらわかるから、探してみるといいよ。」と言ったら、「おかーさんのこと見るけど、しっぱいしたら、おしえて!」と言われました。
ちょwww 娘!!照れる!!! 私のこと好きすぎ!
最近娘は、できないことができていく。という感覚と、失敗することに興味があり、私が興味のある話をほのめかしているのですが、できないことがたまっていく。というのは、いちばん興味のある考え方でした。
◆できないことを見つけた
子どもにとって「できないこと」って、たまっていくというより、そもそもちょっと前に私の腹から出てきた人で何もないところからスタートしたのを知っているので、私はできないことは増えないはずだと思っていたのですが、たまっていく感覚ってどういうことを、言っているのでしょうか。
わたしがひとつ考えたのは、娘にとっては、自分にできないことがあるということに、気づいていなかったのではないか?と思いました。
自分の世界で出来ることをやっていたけど、視野が広まり、周りを見て、自分はこれができないんだ。ということを、毎日発見して、できないことが増えていっている感覚を持っているのではないか?と思ったのです。
しかも、それをできるようになろうという意思があるので、クリアできないものが残っている感じがあるのかも。
これやこれは、まだできていない。というものに、挑戦しますが、失敗してうまくできないことも同時に感じていて、できるようになりたいのになかなかうまくいかないもどかしさを表現したのが、
「あ~できないことがたまっていくわ~」
だったのかなあ。と思いました。
娘の次の目標は、夕飯を作る。だそうです。
今は私の横で、芋やたまねぎの皮をむいたりしていて、私が作っているのをガン見していますが、もしかして・・・何か作ってくれるようになるのかしら。
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できないことがたまっていくという感覚はなくて
初めに書いたコレが私の感覚だとすれば、できないことに挑戦していく意思が薄くなっているのかも・・・((((((;゚Д゚)))))) これを見て、そーだよそーだよ。と思った大人の方、気をつけないといけないかもしれないです。