終わるまで考えなくてはいけないことをやっていると、頭のメモリは、そこに使うので妄想を繰り広げることができない。妄想というのは頭だけで壮大な世界を作って遊ぶので、かなりのメモリが必要な重労働でもあると思っている。
こういった遊びができなくなると、楽しみがなく、ぽや～ん。とする。考えていないわけではないので、おなかすいた。眠い。おなかすいた。つけまつけるつけまつける。眠い。うをっ！みたいになってしまい、精神的に退屈である。
しょうがないので、他にこの限られた状態で遊べることはないかと、虎視眈々と過ごしていた。
その時、たまたま私がとても興味を持っているさかなクンという人物が登場していた動画があったので、それを3回ほど見た。
さかなクンに対しては好意を持っていて、心のガードがゆるいので、そうだよね。そうだよね。と思ってみているのだが、そうしているうちに、この人はなんて素敵な人なんだろうと思いはじめ、なぜこの人はこんなに素敵なのであろうか？と、考えはじめた。
あなたの意見よりも、さかなクンのｷﾞｮｷﾞｮｷﾞｮのほうが信用できる。とさえ思う。
これが信仰……いや……寄生というのであろうか。
まず、さかなクンがやや寄生したことによって、人から何か良いと思うことを見つけ出すという遊びが自分の中で流行った。
これをやったあとに、さかなクンをじっくり見ていてさかなクンの何かを学んだ。と、思った。
普段こういう風に人から学んだ。ということにして過ごしているわけではないので、この人から学んだ。ような感覚がとてもおもしろげであった。
調子に乗って、次は誰から学んでみようかと思ったりして、数人思いつき、その人たちの言葉を思い出して、ふむふむ。と思ったりして、いい気分であった。
これはもしかしたら、誰からでも学ぶ遊びができるのであろうか？と思い、あまり興味も接点もなく、わりと否定的に思っている人から何か学ぶものがあるか考えようとしたけれど、楽しくなかったので、どうでもいいというくらいで、わくわくドキドキしなかった。
～ここから脱線してしまった～
学ぶ遊びの”学ぶ”というのは、誤解している気がしたので、学ぶの意味を検索していたら、こんな記事が目にとまる。消化やら睡眠やらでやや混乱している。
「私はもう知るべきことはみな知っているので、これ以上学ぶことはない」と思っている人には「学ぶ力」がありません。こう人が、本来の意味での「学力がない人」だとわたしは思います。ものごとに興味や関心を示さず、人の話に耳を傾けないような人は、どんなに社会的な地位が高くても、有名な人であっても「学力のない人」です。
学ぶ力 (内田樹の研究室)
社会的な地位もなく、有名でもなく、学力のない人だなんて、辛い……のか……。いやそうでもないな。というのを見ながら、ブックマークに目がとまり、コメントを見ていると、こんな記事も書かれていたので、読んだ。画像と詐欺師と自転車でさらに混乱している。
生来あなたは、「誰からでも」どころか「何からでも」学ぶことが出来る力を持っているのである。
404 Blog Not Found:師は詐欺師の師
消化と睡眠と画像と詐欺師と自転車で、もはや何をしようとしていたのかわからなくなったので、投げやりな気持ちでケリをつけるなら、”ものごとに関心や興味を示す”でいいのかもしれない。
それをやるには、好意を持っていたり肯定的に見ているほうが、苦悩しないでいいので、楽しみやすいと思った。
さかなクンを見ている私は、興味を持って気にとめて立ち止まりじーっと見ていただけで、何か私に話しかけられたわけでもなかったけれど、忘れていた楽しいという感覚がよみがえってきた。
それは自分の内々で楽しいことで、その楽しさから自分の周りの何かや見えるものや出来ることが変わったとき、最高に楽しいのではないのかなあ。と思う。
