『人生ノート』『愛と美の法則』『ああ正負の法則』の3冊です。
私が読んだのは、『人生ノート』『愛と美の法則』ですが、
なぜか夫も興味を持ったらしく『ああ正負の法則』を休日に読んでいました。
『ああ正負の法則』だけは、漢字の横にふりがながふってありますよ。
好き好きがあると思うのでとりたて本をおすすめする気はないのですが、読んでいて私が気になったことをひとつ話題にしてみようかと思います。
極端だとは思うのですが、こんな感じのことが書かれているんですがね。
男は生理的にも精神的にも弱すぎるから、神様が腕力を与えたのです。女は強すぎるから腕力をとりあげられた。『人生ノート』P99うんうん、そうだよ。いやあそんなこたあ、あるまい。てか神様って…。
などと、まあいろいろ思うわけですが、それはともかく、私も夫婦で過ごしていると、こういったなんらかのなんらかが、不思議となんとなく(そんなもんかなあ…)と思ってしまいそうになる場面は、幾度か経験します。
家族で旅行に行くと、たいていこうなんです。
う~ん。そうですね。あれはどこだったかな。清水寺に行ったときですね。
高いところから京都の景色を家族で見るわけですよ。
私なんかは、「あ~~今日は天気がよくないねえ!」なんて言いながら高いところが苦手な娘と手を繋いでいるのですが、ふと、夫を見たら、景色をみて、うるうるしている……。
(え…なっ、なにがあったん…。)
ちょっと驚きつつも、まあ見なかったことにして、お土産物を見て何もないなあと、行こうとしたら夫がいない。あれ?どこ?トイレ?と思って、探してみると、彼はまだまだお土産物屋さんにいて、仏像を眺めて、うっとり……。
私は思いましたね。
(ま さ か、買おうと思ってるんじゃないのか?)
私が見ている彼はロマンです。ロマンの妖精です。
一日中、ロマン的に過ごしているかというとそういうわけでもなく、私といるときにこっそりロマンに浸っているのだなあということで、あたたかく見守るわけです。
夫のロマンが、生理的・精神的云々というわけではなく、
私ったらいやあねぇ。あらそれどこに忘れてきたのかしらん。おほほ。
などと思ったりしておりました。
そんなわけで、夫は強いもんだとも幻想を抱いたこともありましたけど、夫を知るお姉様が彼を見て「こじかのよう」なんていっていましたが、言い得て妙でございます。
大きく見える物体のすそをそろりとめくって見れば、
こじかのような、ロマンの妖精が、プルプルしていましたとさ。
プルプル!
嫋←たおやかって読むそうです。鰯みたい。