私がネコと仲良くした記憶は、子どもの頃、ネコがすごく好きなおばあちゃんが飼っていたネコとの記憶しかないのですが、それ以外のネコとの思い出がなさすぎて、ネコに思いをほんのちょっと寄せています。
学生時代は学校にネコがいたので、少しだけ触ったこともありますが、卒業してからはまったく接することがありません。でも、ネコの存在はなんとなく感じる日々。
だっこしてみたいな~ネコ!
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うちの近所には、ネコたちが愛用している通り道があるようです。
その道は塀の上なのですが、そこを通っているネコをよく見かけます。
私はそこを歩いているネコを、じーっと見ているのですが、
ネコが私に気づいて一度立ち止まるのです。
どのネコも!どのネコも!
私がちょっと動くと、ネコは、ササササッ…とはやあしで、私の前を横切って、ちょっと距離を置いたところで立ち止まって、クルッっとふり返り、こちらをじーっと見ているのです。なぜ、通り過ぎたのに、私を見てくるんだ・・・。
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道の途中に何かおいたら気を引けるのではないだろうかと思い、バナナを置いてみました。全く効果がありませんでした。
ネコといえば・・・と思い、奮発して干物を1つ置いてみましたが、干物には見向きもせず、ササササッ…と、横切っていきます。
ネコはオサカナをくわえたりしないのか。
「あ、この人、オサカナおいてくれてはる。仲良くしよう!」
とか、思わないのでしょうか。ネコは。
ちくわもだめ。
ティッシュを丸めたものもだめでした。
アンパンマンのぬいぐるみは、ちょっと気になった様子。
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そんなわけで私は5年以上、横切っていくネコたちをちょろちょろと観察していました。私が見ていたネコは、このようなネコたちです。
◆太り過ぎのネコ「ぶるぶる」(仲良し度:☆☆☆)
茶色の毛で、全体的にでかいというか、なんでしょうか、ネコ的にも、太りすぎですね。と思うネコです。私の中で「ぶるぶる」と命名。おなかの皮がぶるぶるしているから。このネコは、2回くらい「ネコ!」と言って驚かせてしまったことがありますが、驚きすぎて塀から落下していました。ほぼ、私と目を合わせてくれません。威嚇はされないです。
◆しっぽの短いネコ「ぼさぼさ」(仲良し度:☆☆☆)
このネコも茶色の毛ですが、しっぽが私が知るネコのイメージとは違って短めです。ものすごく顔が怖いです。そして、毛がぼさぼさです。なので、ぼさぼさと呼んでいます。ぼさぼさは、顔がものすごく怖いですが、私が見ていると立ち止まってこちらを見てきます。こちらを見てくるので顔がものすごく怖いことがわかりました。顔が怖いですが、威嚇はされないです。
◆白い毛のネコ「リボンちゃん」(仲良し度:★☆☆)
白い毛で、上品な感じのネコです。娘が言うにはどこかの家にすんでいる。とのウワサです。他のネコは私とかなりの距離を保つのですが、リボンちゃんは2メートルくらいの距離まで近づいても、逃げません。スピード感のある動きをすると、はやあしで立ち去り立ち止まって、遠くからこちらを見ています。ちょっと仲がいいんじゃないかな。と、思っています。威嚇はされません。
◆黒い毛のネコ「クロ」(仲良し度:★★☆)
ジブリの「魔女の宅急便」に出てくるネコのような見た目のネコで、他のネコとは様子が違っていました。ゆっくり近づいても逃げる気配がなかった唯一のネコで、ほら!こんなに!これが私と近所のネコたちの中で一番仲良くなった気がしたMAXの状態だと思っています!すごいでしょう!すごいでしょう!!でもこの写真を撮ってからは、見かけることがなくなってしまいました。
夫の話によると、クロはベランダにいて、家の中にはいってきたそうしていたそうです。まさか、ネコ型のスパイなのか。
5年以上ネコを眺めていましたが、
クロとのこの接触以外ネコと戯れることがないです。
目の前を横切って、こっち見てくるネコを見て(触りたいなあ)と思ったりする日々です。どうすればネコと仲良くなれるんでしょうね。