夏休みがそろそろ終わろうとしています。
子どもの夏休みの宿題の中に、1行日記なるものがありました。
毎日1行だけ日記を書けばいいという、子どもでもなめちゃうような難易度の低そうな宿題です。
しかし、簡単そうに思えて、すごくハードルの高い宿題であった~。
簡単だ!と意気揚々とはじめた1行日記。
毎日あったことを1行だけかけばいいので、インターネットでは、Twitterで1ツイートすればいいくらいです。覚えているときは、毎日書いていて、つい2行になったり、明日の分まで書いちゃいたいという衝動にかられたりしますが、この宿題をズルせずに完璧に終わらせることは出来ませんでした。
夏休みももうすぐ終わりだ。ということで、
宿題の最終チェックにはいったときに発覚。
1行日記を8月にはいってから書いていないじゃないか!!
ヒェー。
まだこの時点では、まあ大丈夫だろうと思うわけで、
しょうがないやろう。ということになり、過去の1行日記を書いていたら、
この日何してたのか、わからない!という、<わからない日>がある事が判明。
母娘で思い出そうとしますが、二人とも忘れたという、
思い出が一切存在しない空白の日がある!
いやぁ、一日一日を生きて今日があるはずなのに、
まるで存在しなかったかのような日が存在するなんて!と、途方にくれる、私と娘。
「おかーさん!なんでおぼえてないのよ!」
「えっ・・・。忘れたんだもん・・・。じゃあ、君は1年前の○月×日の事を覚えているのか!」
「それはかんけいないしー!こどもだったし!」
「きみはいまも子どもだよ!」
何をやっているんだ、私たちは。
しかし、どういうわけか、おかーさんはブロガー。娘の前では、自称マジョ。
こっそりその日撮影した写真を眺めて記憶の糸をたどる事に成功。
「その日、夕飯にあれ食べた。」
「その日は、二人であそこに行った。」
娘、フムフム。娘、フムフム。
無事に過去の1行日記を書く事に成功しました。
娘は、「ヤッホー!宿題クリアー!」っていうわけですが。
おかーさんは、
日記はその日に書くもの。
簡単なことを完璧に出来ている人は、すごいじゃあ、ありませんか。
それがたとえ自分のためだけであっても!
私は30年以上生きていますが、それがちゃんとできたという実感はありませんけどね。と思うのでありました。
娘はここを何も感じずに通過していくようで、ほんのり寂しいような気がしました。