人からそうしたほうがいい、そうしないのはなぜだ?と執拗に問い詰められたりしたら、発狂するかもしれません。頑固だと言われたり、要領が悪いと言われたりしていました。
私には譲れない自分の信念というものがあるにもかかわらず、強く意識したことがなかったのかもしれません。富や名誉や評判よりも、身近な人の平和な生活を望む傾向が強いのではないかと思っています。
「Conviction、信念よ」これは、Lifehacking.jpの2012年の記事です。これが掲載された時、まだ書籍「Quiet」の邦訳版は出版されていなかったのですが日本語の本が出版されています。でも字が多すぎでおすすめできないです。私は読んでよかったと思ったのですが。(この本について書いた記事はこちら:もかりの: Quiet 内向型な人へ)
「内向的な人が違いを生み出すには、外からどんな風にみられてもよい、どんな風に否定されてもかまわないと思えるほどの信念がなければいけない。それを持てば、内向的な人だって世界を変えることができるのよ」
内向的で、いじめられた経験ももつ私にはそれは力強い言葉でした。私はこの世に fit in するだけの存在でなくてもよい。はみ出しものであってもいいのだという励ましの声だったのです。
内向的でも成功するために必要なもの: Jonathan Fields・Susan Cain対談 #WDS | Lifehacking.jp
内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
私はこの本の著者のスーザン・ケインさんのTEDの動画を見て、外向的・内向的と言う何かがあるらしいと言うのをはじめて知りました。これはユングの分析心理学でも性格類型として知ることができたようだけど、私はそれには気づかなかったようです。気づいていればもっと早くに違う考え方もできたのになあと、ちょっと残念がっています。
自分が自分のことをダメだと思おうとしていたら(ほんとはそう思いたくないのに!)、自分がやっている事に対しても、自信が持てなかったり、方向がわからなくなったり、納得してやれなかったりします。なぜそう思いたくないのに、ダメだと思おうとしているかというと、自分の周りの雰囲気を見たり、人からの自分の評価がよろしくないと感じとり、そう思わざるを得なくなってしまうことが多かったから。(・・・と言うのはずるいので、こう言い換えたいと思います。)そういう風に流されていたから。
そんな中でも、いいと言ってくれる人はたくさんいます。でも、それさえも信じられない心境になぜかなっていたのです。ここまでわかってはいても、私はこういう状態からなかなか脱出することができないでいます。それが申し訳ないと感じたりもします。
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私は、インターネットをはじめたときから、ネットと情報発信を一生続けようと心に決めていて、それは自分のとある信念に沿ったものだったからだと思います。自分と世の中をつなぐのに使えると思ったコミュニケーションツールのひとつだから。そしてわりと安全に情報を収集することができるツールのひとつだから。
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おそらく私は内向的でしょう。そして臆病です。
腹黒かったり、自己中心的だったりもします。
自分と似ている人はわかるので、私はそんなもんだろとしか思わないけど、こういったことで腹を立てていたりする人にたまに遭遇したりもします。怖いです。
1:しゃべるのが好きではない
2:シャイである
3:不作法
4:人間が好きではない
5:人前に出るのを好まない
6:いつも一人でいたい
7:不思議な存在だ
8:無関心なオタクだ
9:どうリラックスするか、どう楽しむかを知らない
10:内向的な人はその性格を治して外向的な人になれる
内向的な人に関する10のウソ - GIGAZINE
これはウソというか誤解だといえます。
そっとしておいてあげて!
私は自分とは違うらしい傾向の人が、私に親切に接するとき、頭が混乱するようなことを一度にたくさん聞いてきたり、話したり、ざわざわするところに連れ出そうとしたりしたりするので、(私に対する嫌がらせなのだろうか?)と、思ったこともあります。ゴリ押ししてくることもあり、あまりにも悩ましいので距離を置きたくなったりもします。
これは相手のことが理解できないのではなく、自分の性質を把握していなかったため、相手を否定的に捉えてしまっていた思考にしかすぎません。これらは、すべて相手がよいと思ったことを私にもすすめたり誘ってくれている好意の表れですが、私にはなかなか理解できないことだったのでした。
それにうまく応えることができないことで、私は悩むことはありますが、自分にとってはよいことが起こっているとわかるようになったので、うまくやることができるでしょう。
私がそう思えることになったことで、身近な人の平和な生活をより実現していきやすくなったというのは、私にとって大きな成果であります。